2013年6月29日土曜日

Marc Andreessen: Beijing Should Be Another Silicon Valley, But….

Marc Andreessen: Beijing Should Be Another Silicon Valley, But…. | TechCrunch

ネットスケープのファウンダー、マーク・アンドリーセンのインタビュー記事。世界各国における第2、第3のシリコンバレー創出の試みは、懐疑的であるという論評。

例えばシリコンバレーのように、アリババやテンセントのようなアメージングな企業が勃興する地域として、北京は非常に有望な都市であるが、中国はルールや法に問題を抱えており、システムが十分ではない。中国の政府は巨大なファイアーウォールをひき、実質的に国内のIT産業を海外の企業から保護しているが、それらは永続的なものではない。

シリコンバレーのような地域は各国に勃興するだろうが、シリコンバレーのようにそこから全世界にスケールするベンチャーを生み出すという点では懐疑的である。欧州の企業は欧州に、中国の企業は中国に、各地域にスティックすべき、というようなことを語る。

誤読かもしれないが、穿った見方をすれば、シリコンバレーを除いて他国の奴らはグローバル展開なんて無理なんだから自国で頑張ってろ、というようにも聞こえなくもない。確かにイノベーションの地域性という観点でも、シリコンバレーにおける産業集積はよく言及される。しかしそこまで言うなら、シリコンバレーを特殊ならしめているものは何か(他国では無理な理由)というところまで踏み込んで欲しくもある。

2013年6月28日金曜日

Experimenting with QUIC

Chromium Blog: Experimenting with QUIC

Googleによるインターネットのプロトコル改善の試み。HTTP2.0の候補の一つとして検討されるSPDYに続いて、新たにQUICという試みが公開された。ドキュメントはこちら。https://docs.google.com/document/d/1RNHkx_VvKWyWg6Lr8SZ-saqsQx7rFV-ev2jRFUoVD34/

QUIC=Quick UDP Internet Connections という名の通り、UDPをターゲットにしており、UDPに改善を施すことにより現在TCPに限界のあるラウンドトリップタイムの短縮を図る。ハイライトは以下。

  • High security similar to TLS
  • Fast (often 0-RTT) connectivity similar to TLS Snapstart combined with TCP Fast Open
  • Packet pacing to reduce packet loss
  • Packet error correction to reduce retransmission latency
  • UDP transport to avoid TCP head-of-line blocking
  • A connection identifier to reduce reconnections for mobile clients
  • A pluggable congestion control mechanism

UDPの信頼性を上げて、TCPの代わりに使う、というざっくり理解で正しいのだろうか。

Leap Motion分解の儀 Leap Motion Teardown

Leap Motion Teardown - Learn.SFE

Leap Motion分解の儀。SparkFunによる、詳しくて丁寧な分解チュートリアル。

カバーを外して出てきたのは、2つのCOMSセンサとLED、それらが乗る二段重ねの基盤。外見も中身もシンプル。

I’m pretty impressed by the simplicity of it, but I can’t say I’m all that surprised. As with the Google Glass Teardown, it’s pretty clear that the magic is in the code, not the hardware.

“マジックはハードではなく、コードに宿っている”。分解記事なのに詩的だ。。

A physical computing toolkit for iPhone, iPod touch and iPad

konashi - A physical computing toolkit for iPhone, iPod touch and iPad

Bluetooth 4.0 LEを使って、I/Oをコントロールできるボード。ユカイ工学という会社が出している。

今年の1月に発売されたものらしい。HPに商品紹介ビデオが公開されている。下の方には、ユーザが作ったアイディアも幾つか公開されている。インタラクション性の高いものに相性が良さそうだ。

Pitches with Prototypes

MAKE | Pitches with Prototypes

Hardware Innovation Workshop (HIW)で行われたプロトタイプピッチの様子がYoutubeで公開されている。

事前に5つのプロトタイプが選ばれて、HIWの舞台でプレゼンテーションが行われた。盛り上がったらしい。こうやってぜんぶ公開してくれるところが、あらためていうまでもないが、Webやこの界隈の開発者コミュニティの本当に素晴らしいところだ。

これらのピッチに対して、最後に投票が行われた。さて、一番支持を集めたのは…

2013年6月27日木曜日

Marc Andreessen, Richard Stallman, Aaron Swartz Were Just Inducted Into The Internet Hall Of Fame

Marc Andreessen, Richard Stallman, Aaron Swartz Were Just Inducted Into The Internet Hall Of Fame - Business Insider

Internet Society(ISOC・インターネット協会)が「The Internet Hall of Fame」(インターネットの殿堂)という企画を主催している。昨年から行われており、第二回目となる今年は、Marc AndreessenやRichard Stallman、Aaron Swartz をはじめとする計31人が殿堂入りした。

何を基準にしているのかよくわからないが、Aaron は事件の影響もあるのだろう、こういう企画で選ばれるのはアメリカらしい。マーク・アンドリーセンやリチャード・ストールマンは風格的に(汗)殿堂入りして当然、と思える。ISOCのサイトにある 2013 INTERNET HALL of FAME INDUCTEES を見ると、日本からは村井純先生が入っている。

2013年6月26日水曜日

クラリオンがGoogleの「Voice」「Places」を車載情報端末に活用へ

 

クラリオンがGoogleの「Voice」「Places」を車載情報端末に活用へ - ソフトウエア - Tech-On!

クラリオンがGoogleの「Voice」「Places」をカーナビに組み込む計画。

どういう実装なのか記事からは見えてこない。裏でAPIでデータだけやり取りして、クライアントは独自のシステムなのか、Androidなのかまたは描画はブラウザなのか、などなど。Webサービスと連携するなら、スマホのがやりやすそうだと感じた、というだけ。

あと、Confidentialと書かれている資料で記者発表を行い、それがWebで思いっきり公開されているというのはどういうことなんだろう…

ギークのためのSF作品7選:7 Great Works That Inspired Geeks To Change The World

7 Great Works That Inspired Geeks To Change The World – ReadWrite

ギークたちを世界の変革へとインスパイアする作品たち。エンジニアやサイエンティスト、アントレプレナーに影響を与えた書籍7選。

おなじみ、ウィリアム・ギブスンの「ニューロマンサー」(Neuromancer)

ジョン・ブラナー「衝撃波を乗り切れ」(The Shockwave Rider)

ロバート・A・ハインライン「異星の客」(Stranger in a Strange Land)

アーサー・C. クラーク「楽園の泉」(The Fountains of Paradise)

ダン・シモンズ「ハイペリオン」(Hyperion)

アイザック・アシモフ「アイ・ロボット」(I, Robot)

ニール スティーヴンスン 「クリプトノミコン」(Cryptonomicon)

日本でもSFの名著をピックアップするような企画がよくあるが、作家という点ではそう違いのない見慣れたラインナップ。しかし、取り上げられる作品が日本のそれとはやや異なるように見える。

日本では、ハインラインだったら「夏への扉」だったり、クラークだったら「2001年」とか「幼年期」あたりが定番という気がする。単に自分が知らないだけかも知れない。実際「ニューロマンサー」と「アイ・ロボット」以外は知らない。

These great books deserve to be celebrated. If you haven't read all of them, you should.

The Smart Citizen Kit Open Environmental Monitoring Platform

MAKE | The Smart Citizen Kit Open Environmental Monitoring Platform

The Smart Citizen Kit は環境センシングをクラウドソーシングで行うというプロジェクト。Kickstarter で目標額を超え無事終了。プロジェクトの内容はKickstarter のページに詳しい。
The Smart Citizen Kit: Crowdsourced Environmental Monitoring by Acrobotic Industries

The Smart Citizen Kitはオープンソースなプラットフォームで、ハードウェアデバイスとウェブサイト、オンラインAPIの3つの要素で構成される。

ハードウェアはArduinoコンパチな本体とシールドで構成され、空気や気温、照度、音レベル、湿度を測定してWi-Fiで送信ができる。それらハードウェアで測定した情報を、APIを通じてサービスに送信し、方々からのデータをアグリゲーションしてウェブサイトでビジュアライズする。ちなみにウェブサイトも、OpenStreetMap やRaphaël、 jQuery、CakePHPなどそっち系のオープンな技術で構成されているとか。

サイトを見ると、今はまだヨーロッパ中心のようだ。そのスポットの気温や湿度の変化がリアルタイムでわかるのはそれなりに面白い。何に使うのかまだ判然としないが、各地域に万遍なく広がったら、何か面白いものが見えてくるかもしれない。

Raspberry Eye In The Sky

Raspberry Eye In The Sky | Dave Akerman

Raspberry Pi をバルーンで空に飛ばして撮影。上空約40Km付近で撮影。

これはすごい。すごい、絵がすごい。

こんな感じでフライト。

記事にある写真の美しさと、それを自分たちで撮影ができるという事実に驚く。

消費者の発想は、メーカーを超えた - Japan Technology Next -

消費者の発想は、メーカーを超えた - Japan Technology Next - Tech-On!

日経エレクトロニクスの記事。ユーザー主導型ものづくりについて。

昨今よくあるメーカーズ関連の記事にしては出てくる事例がやけに古い…と思ったら、出典が「日経エレクトロニクス,2009年3月23日号」。そりゃ古い。そう言われればこんな記事を読んだ記憶が無くはない。

しかしさすが専門誌だけあって、オープンソース・ハードウエアについて、萌芽として言及していた。

2013年6月25日火曜日

Mediacenter with Raspberry Pi

lucadentella.it – Mediacenter with Raspberry Pi

Raspberry Pi をメディアセンターとして使う方法。正確には、XBMC がインストールされたRasPiのLinuxディストリビューションであるRaspbmcの、インストール方法を紹介した案内記事。

VideoCore 4のGPUを搭載し、HDML端子を装備ているので、XBMCを使ってメディアセンターマシンにするには最適である。xbmc については、日本語のドキュメントは少ないものの、最近の状況についてはこちらに詳しい↓

動画をテレビとパソコンで再生「XBMCを使ってみよう 」

どうでもいいが、記事では4:3のブラウン管テレビを使っているように見える。海外ではまだこんなものが…(汗)

What does this inside of a dead Fitbit One look like? This:

What does this inside of a dead Fitbit One look like? This: | Cross Dominant

水没してお亡くなりになったFitBitが交換してもらえたので、お亡くなりになった方を分解したという記事。

CPUはST Microelectonics ARM M3。Nike Fuelbandと同じらしい。Bluetooth 4.0 BLEには、Nordic Semiconductor nRF8001 IC が使われている。

MakerBot and Stratasys Announce Merger

MakerBot and Stratasys Announce Merger

3Dプリンタ大手Stratasysが、メイカーズムーブメントで何かと引き合いに出されるMakerBotと合併。合併後もMakerBotのまま別個の子会社として存続し、個人向けに提供を行なっていくらしい。

それにしても、何かと innovation とか Revolution とか言い過ぎるリリースである。

PiMiner Bitcoin mining machine

PiMiner Bitcoin mining machine | Raspberry Pi

P2Pベースの電子マネーということで、何かと話題のBitcoin。仕組みがさっぱり理解できていないわけだが(汗)、マイニングマシン(?)としてPiが使えるらしい。

USBのmining devicesを取り付けて使っている。

勉強しておく必要がありそうだ。。

2013年6月21日金曜日

Rapiro – the cutest robot you’ll ever meet, now on Kickstarter

Rapiro – the cutest robot you’ll ever meet, now on Kickstarter | Raspberry Pi

Raspberry PiベースのロボットプロジェクトがKickstarterで公開。公開後1日で100近いBackersを集めている。

開発しているのはKiluck corp.という日本の会社で、脳波でネコミミを動かすガジェットを開発した人たちでもある。本製品は、先日開催された Raspberry PiのTokyo Jamも公開されたらしい。

販売されるのはロボットのキットで、Raspberry Piがあればハンダ不要、ドライバーのみで組み立てができる。サーボ(モーター)やカメラ、LEDを積んでおり、それらを Raspberry Pi で動かす。ちなみに、サーボはArduinoコンパチブルと記載されている。

果たして、このロボットを何にどう使うのか?、という点については、コレといって定義されていないように見える。要はプログラム次第で、例えば、、

  • *If you connect a wifi dongle or a bluetooth dongle to RAPIRO, you could control it with a smartphone or a game controller.
  • *A wifi-enabled RAPIRO could give you notifications of Facebook and Twitter messages, manage your schedules with google calendar, or tell you today's weather and fortune as your secretary robot.
  • *If you embed a Raspberry Pi camera module, it could watch over your house as home security robot.
  • *If it heard your voice with USB microphone adapter, it could respond to your voice.
  • *If you embed an IR LED in RAPIRO, it could control a TV or a air conditioner.

という事が可能になる。何に使うのか?なんて無粋なことを聞いてはいけない系。日本発で取り上げられるものは、どうもこういう系統のものが多い気がしてならない…

Attend the 2013 Open Hardware Summit

Attend the 2013 Open Hardware Summit

Open Hardware Summitのチケットが発売開始。今年はMITとのこと。

2013年6月19日水曜日

LogMeIn Launches Xively, New Public Cloud for Commercial Internet of Things Offerings

LogMeIn Launches Xively, New Public Cloud for Commercial Internet of Things Offerings | Xively Official Blog

なんと、かつてpachube そしてCosmという名でサービス運営されていたIoT用クラウドが、装い新たにXivelyとして再リリース。

変更があったのは1ヶ月も前の話。最近、使ってなかったので変わったことを知らなかった。。

同時にARMとコラボレーションして、Xively Jumpstart Kit というmbedベースの専用ハードウェアキットの提供も開始している。

Xively Jumpstart Kit, ARM® mbed Edition

うーん、mbed かぁ。。

2013年6月18日火曜日

Google Glass Teardown

Google Glass Teardown

Sparkfun のスポンサードによる Google Glass の分解記事、というにはデザインがやけに綺麗でグラビア風。

Glass の機能から、どんなパーツが入っているのか推測ぐらいはできる。しかし実際にメガネのフレームの中にこれだけ詰まっているのを見ると本当にすごい。

ちなみに分解後、再度組み立てて直して、キズはついたけれども元通りにに使えるようになったらしい。

2013年6月17日月曜日

Meeting summary from W3C Automotive Business Group, Tokyo face to face

Meeting summary from W3C Automotive Business Group, Tokyo face to face - W3C Blog

先月東京で開かれた W3C Automotive Business Group についてのサマリ。

KDDI、アクセス、Obigo そしてIntel社から、オートモーティブでのHTML5を活用したユースケースに関するプレゼンが行われた。

HTML5-based vehicle APIs については、Tizen、Webinos、GENIVI、QNX と4陣営の案が出ており今後調整が行われる。

Adafruit distributor spotlight – Asia region @gizmomusicjapan @kyohritsu

Adafruit distributor spotlight – Asia region @gizmomusicjapan @kyohritsu « adafruit industries blog

Gizmo Music と共立電子産業で、adafruit 製品の取扱が始まる。日本ではスイッチサイエンスを加えて、おそらく 3社がadafruit 製品を取り扱っている。いずれも小売に対応。

Gizmo Music では楽器関連の製品を取り扱っているらしく、面白そうなハンドメイド風の電子楽器をたくさん見ることができる。楽しそう。

2013年6月16日日曜日

Let’s rock the Guitarduino – Arduino/MaxMSP Midi Control System

Let’s rock the Guitarduino – Arduino/MaxMSP Midi Control System | GeekBoy.it

ギターのピックアップ付近とネックの部分にタッチパッドのセンサーを配置。信号をArduinoでMIDIに変換して、パソコンのMax/MSPに送る。演奏中に、リアルタイムでMaxのエフェクトを操作することができるという代物。

演奏は見ての通り。Max自体、普通のアレではないので、、演ってる本人が一番楽しそう。

そうえいばMaxというソフトウェアも息が長い。自分が初めて見たのは高校生の頃で、NeXTのワークステーションで動いていた。一度使ってみたかった…

Secret life of the cat: What do our feline companions get up to?

BBC News - Secret life of the cat: What do our feline companions get up to?

ネコにGPSと小型カメラを搭載して、行動を観察。

これは常々、やってみたいと思っていたことのひとつ。強いて言えば、3Gを追加してリアルタイムトラッキングをしたい。ネコにかかる負担も大きくなってしまい、行動も変わってしまいそうだが。

2013年6月12日水曜日

W3C Workshop on Rich Multimodal Application Development - 22-23 July 2013

W3C Workshop on Rich Multimodal Application Development - 22-23 July 2013

W3CによるW3C Multimodal Architecture のワークショップ。

This workshop is aimed at accentuating the merits of HTML5 and the W3C Multimodal Architecture to help create the appropriate level of awareness of the maturity of the MMI Architecture and its suitability for developing innovative and compelling user-experiences across applications/devices.

W3CのマルチモーダルなI/Oへの取り組みは、実際の取組みやユースケースを見られる機会が少ないというか無い(自分にとっては...)ので興味がある。しかし、というかやはり、New Yorkである。。

O2 to Offer Free Wi-Fi Coverage for Nintendo Games Consoles

O2 to Offer Free Wi-Fi Coverage for Nintendo Games Consoles

英キャリアのO2が任天堂と組んで、Nintendo 3DS に対して公衆無線LANのアクセスを提供する。インターネット並びにニンテンドーゾーン(これ?)にアクセスできるようになる。

どこまで頑張れるのか任天堂端末。

3D Printer & 3D Printer Filament Arrives to Amazon.com

3D Printer & 3D Printer Filament Arrives to Amazon.com #3dthursday « adafruit industries blog

Amazonに3Dプリンタ専門コーナーができて、3Dプリンタやプリンタ用フィラメント、周辺パーツが並ぶ。

メーカーのものづくりプロセスはひとりでも可能になった

メーカーのものづくりプロセスはひとりでも可能になった - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)

ひとりで製造業を回すには、これだけの機能が必要(管理部門除く)という解説記事。

重そうなのがたくさんあって、気が遠くなりそうだ。。

あるひとりメーカー(というか家族を巻き込みつつ)でデバイスを作っている方とお付き合いをしているが、なんで1人でやっているのか聞いたら、前にいた会社ではプロジェクトをGoできなかったが、自分はそれでもやることを選択したのでスピンアウトした、とおっしゃっていた。土日もなく働いているらしいが、とても楽しそうだ。

どう考えても、取り組めるなら組織で取り組んだ方が品質も効率も、ポテンシャルも高く、引き受けるリスクも圧倒的に低いわけで、組織でやったほうがいいに決まっている。だからこそ、記事の文末にあるように、(あえて)なぜ?という意志の部分がいちばん重要なのだろう。

In the future, we may control drones with our minds

In the future, we may control drones with our minds – Quartz

なんら物理的な操作を行わずに、思念でドローンをコントロールすることに成功。

ドローンにカメラをつけてHMDで見たら、これは空を飛んでいる、といえるのではないか。試してみたい。。

そういえば、某社ではマジメに超能力を実験していた、といって笑い話にしていた人を思い出した。本人にとっては突飛な話らしかったが、よく聞けば脳波を機器の操作に使うというコンセプトらしく、画期的ではあるが別に笑うようなことではない。Make Faire Tokyo でも、脳波で操作するデバイスが出展されていたが、(正確に操作できるなら)普通に便利そうだった。

2013年6月5日水曜日

すべては無線になるべきか

すべては無線になるべきか | 無線にゃん

すべては無線になるべきか、について論考。1年以上前のブログ記事。

何より、無線周波数が空間ドメインでも周波数ドメインでも有限の資源である、ということ。一般解ともいえる通常の「解放空間での無線」は、その有限の資源をドカ食いしますが、特殊解である有線通信は、特にその空間ドメインでの資源浪費が非常に小さい、「筒」の中の空間でだけしか浪費しない、という意味で、有限資源の効率的利用という意味では最重要な解なんです。

FTTHとBWAとの住み分けや価値などについて、ぼんやりと考えていたことが、いやそれ以上のことが、整然と言語化されていた。自分の考えることなど、遅くて未熟なものである。思考実験的ではあるが、性能的にもFTTHはまだまだこれからなのだから、こういう考えでいかないと。

2013年6月4日火曜日

Hardware Innovation Workshop – ベンチャーキャピタルに聞く

Make: Japan | Hardware Innovation Workshop – ベンチャーキャピタルに聞く

先日の Hardware Innovation Workshop で開催された、ベンチャーキャピタリストたちによるパネルディスカッションの模様を紹介した記事。

彼女は、技術が、どのようにして家庭、とくに親たちの人生を前向きに変化させられるかを考えている。
製品を売るのではない。問題解決手段を売るのだ。それで、それをどう伸ばすのか? VCは産業変換技術と長続きするアイデアを求めている。
TraeはFitBitの話を持ち出した。そこが人々の生活を改善する方法は、製品に同じような技術を使っているナイキとは違っている。ナイキは靴にフォーカスしているが、FitBitはエンドユーザーにフォーカスしている。

今はまだ、ガジェットとQuantified Selfにとどまっている。勃興フェーズだから仕方ない。今後はきっとこういう視点が拡大のキーになっていくのだろう。Traeさん良い事言うわー。

Meet the maker

Meet the maker - MIT News Office

MIT News による Adafruit の紹介記事。

Apart from selling kits, original devices and providing hundreds of guides online, Adafruit works around the world with schools, teachers, libraries and hackerspaces — community technology labs — to promote STEM education, designing curricula in circuitry and electronics, among other initiatives.

ここがまさに、Adafruit が他の企業と一線を画するところだと思う。

Sony's War on Makers, Hackers, and Innovators

MAKE | Sony's War on Makers, Hackers, and Innovators

ユーザーたちが行なってきたSony製品へのハックに対し、これまでSonyが取ってきた対応(争い・仕打ち)を振り返る記事。

  • Sony DMCA delayed disclosure of Sony BMG rootkit vulnerability
  • Sony threatens Aibo hobbyists for creating software that enables Sony’s Aibo robot dog to dance
  • Sony sues Connectix and Bleem to block software that allows gamers to play their PlayStation games on PCs
  • Sony attacks PlayStation “Mod Chips” and enforces a system of “region coding”
  • Sony sued Gamemasters, distributor of the Game Enhancer peripheral device, which allowed owners of a U.S. PlayStation console to play games purchased in Japan and other countries
  • Sony removes OtherOS option, removes Linux support
  • Sony is suing makers, hackers, and tinkers for jailbreaking of the PS3 to play homebrew games

AIBOを躍らせたり、Playstationで独自ゲームが動くようにしたり、etc... メイカーズやハッカー、イノベーターと呼ばれるようなユーザーたちが、Sonyのハードウェアをハックしてきた。しかし企業の対応と結果は記事の通り。概して企業の対応というのはそういうものだろう。

ただ個人的な推測と感想だが、少なくとも多くのケースにおいて、結果ではなくそのものの動機にフォーカスをすれば、それ自体は悪意や営利というよりも、好奇心に類するものから始まったのではないか。そうであるなら、もっと良い形でコミュニケーションを図る余地はなかったのかとも思う。

彼らは一部の特殊なユーザかもしれないが、イノベーティブなユーザであったことは事実で、ユーザー自身による工夫は将来のマジョリティのニーズだったかもしれない。たらればだが、良い方に転べば、類稀な財産になったかもしれないと思うともったいなくもある。