Marc Andreessen: Beijing Should Be Another Silicon Valley, But…. | TechCrunch
ネットスケープのファウンダー、マーク・アンドリーセンのインタビュー記事。世界各国における第2、第3のシリコンバレー創出の試みは、懐疑的であるという論評。
例えばシリコンバレーのように、アリババやテンセントのようなアメージングな企業が勃興する地域として、北京は非常に有望な都市であるが、中国はルールや法に問題を抱えており、システムが十分ではない。中国の政府は巨大なファイアーウォールをひき、実質的に国内のIT産業を海外の企業から保護しているが、それらは永続的なものではない。
シリコンバレーのような地域は各国に勃興するだろうが、シリコンバレーのようにそこから全世界にスケールするベンチャーを生み出すという点では懐疑的である。欧州の企業は欧州に、中国の企業は中国に、各地域にスティックすべき、というようなことを語る。
誤読かもしれないが、穿った見方をすれば、シリコンバレーを除いて他国の奴らはグローバル展開なんて無理なんだから自国で頑張ってろ、というようにも聞こえなくもない。確かにイノベーションの地域性という観点でも、シリコンバレーにおける産業集積はよく言及される。しかしそこまで言うなら、シリコンバレーを特殊ならしめているものは何か(他国では無理な理由)というところまで踏み込んで欲しくもある。